NO FUTURE A SEX PISTOLS FILMS 
2002/2リリース  
 今回も、今年書いた日記の中からの紹介です。映画なのですが、ドキュメントなのでレビューしてみました。以下の通りです。

今日の休日は、家でゆっくりしてたのでいつ録画したかも分からない、SEX PISTOLSのドキュメンタリー映画『NO FUTURE A SEX PISTOLS FILMS』を見た。

SEX PISTOLSが実質活動してたのは、75〜78年のわずか2年半。
アルバム1枚しか発表していない。英国で社会問題にも発展するまで騒がれた存在だったが、その退廃的な活動そして言動に惹かれるファンが今も多い。
そして、パンクとは何か?という話にまでなって行くのだが、PISTOLSの場合、ブティックを経営していたマルコム・マクラ−レンがマネージャーとして戦略を立てたので、逆に商業的だったりもする。

でも、そのステージでのパフォーマンスやファッションをブームの先端となってしまうあたり、一種の社会現象だったわけです。彼らの場合、言葉を武器に当時景気の悪かった、英国政府を批判したりなどした歌詞のシングルが、チャートの1位に上がっちゃったりするあたり凄いのです。

最後は、解散後ベースのシド・ヴィシャスがガールフレンドのナンシーを殺害し、本人も翌年以前より薬物過剰摂取による死亡というおそろしいオチがついてたりする。
ジョニー・ロットンが何とか、ナンシーとシドを別れさせようとするところが、映画でよく描かれてまして興味深いです。

パンクとは昨今の商業パンクのことではなく、やはりアイデア・発想ありきのものですな。


<お薦め度>★★★★
2003/9/16